外科疾患 受診までのそんな・こんな | 横浜の内科・外科 杉田クリニックは人と人とのつながりを大切にします

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外科疾患 受診までのそんな・こんな

切り傷・擦り傷

擦り傷は、とかく軽く見られがちではありますが、微細な砂や泥あるいはアスファルトなどが残っているとこれが閉じ込められて外傷性刺青という状態になります。
受診して頂いたときにできるだけ取り除きますが、まずは水道水でかまいませんので、流水でできるだけ洗浄してくださるとずいぶん違うと思います。
このことは、切り傷でも同じで、脂肪が見えるような傷でも泥や汚れが残っているようなら、可能な限り流水で洗って頂く方が良いと思われます。
傷の深さにもよりますが、時として縫合した方が良い場合があります。その場合には、局所麻酔で行います。小さなお子さんでも怖い思いをさせなければ、ほとんどのお子さんは大泣きさせずに局所麻酔で処置が可能です。
(「縫合すると傷が残る」まことしやかに流れる都市伝説のようにしか思えないのですが... よくよくお話しを聞くと傷跡とそれを縫合した時に生じる縫合糸痕が混同されて語られているにすぎないと思います...)

熱傷(やけど)

熱(湯や火)によるものや、塩酸や硫酸 あるいは水酸化ナトリウム(耳にするのは理科の実験いらいでしょうか...)などの酸・アルカリによる化学熱傷まで含まれます。
共通する処置はしっかりと水をかけるということです。
一般的なヤケドの場合は水で約20分くらい冷やして頂いてから受診して下さい。もちろん程度にもよりますが、20分早く受診して頂くよりも20分冷却することが重要です。
特にラーメンのスープやみそ汁などがかかった場合で共通です。服の上からでもかまいません。むやみに服を除こうとすると水疱が生じている場合破けてしまいますから...

凍傷(とうしょう)

当院や東京警察病院で凍傷の患者さんを診察させていただく機会に恵まれています。
凍傷はおもに、山岳等の高地やアラスカなどの寒冷地、冷凍庫内での作業時などです。
私の凍傷治療の師である金田正樹先生にうかがった話では、冬場に漁をする漁師さんの凍傷も診療されたそうです。
当院を受診される前に、他の医療機関で熱傷やしもやけに準じた治療を受けられていることも多いのですが、誠に勝手ながらできるだけ速やかに受診して頂くことが望ましいと考えています。
凍傷の程度や部位によっては入院加療を必要とする場合が少なくありません。その場合には、東京警察病院(東京都中野区)へ紹介させて頂いております。
東京警察病院で第1から第4木曜日の午前に診療をさせていただいており、それ以外にも紹介させていただいた入院患者さんがおられる場合には、できるだけ診察にうかがえるように努めています。

漏斗胸(ろうときょう)

当院や東京警察病院での外来で、東京警察病院勤務時から引き続き漏斗胸を診療をさせていただいております。
「くぼみや変形が気になる」という形態の問題、「くぼみは気にならないけど、心臓や肺は大丈夫かしら」というような機能についての不安に関するご質問を良く受けます。
機能障害や形態については、検査結果はもちろん、性別、年齢、漏斗胸のかたちやそれをどのように気にされているか、ひいては保護者やご家族がどう考えられているかなど、その内容は千差万別です。
行う検査は、患者さんの時間的・経済的・侵襲(身体への影響)などを考慮し心電図、呼吸機能検査、胸部CTを入口として考えています。
検査は検査機器の充実度や検査結果保存の永続性などを考えて、東京警察病院外来を受診して頂き検査を行っています。

巻き爪(陥入爪)

しばしば見かけるのが、足の親指の爪のわきがぐじぐじ(?)してしまってる方です。
スポーツをする子やかっこいいハイヒールを履く女性に多いかも...
爪が皮膚を傷つけ腫れあがり、腫れあがったために爪がさらに食い込むというような悪循環に陥っている場合が多いように思います。
また、時々赤くなって痛みが出る時があるという場合もほぼ同様です。
まずは、シャワーで石鹸をつけて患部を洗って下さい。でも湯船に「ちゃぽん」はさけましょう。


院長の一問一答「お答えします!」

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